ひげ初心者向けの実践編です。ひげを最初に伸ばしていく際に考えなければならないことや手順を書いていきます。
まずはくちひげ、あごひげ、もみあげをすべて残して、ひげを整えるというストーリーになっています。
ひげを生やす準備に関してはひげを生やす-準備編-をご覧ください。
まだひげを生やすかどうか悩んでいる方はひげを生やすーメリットとデメリットーをご覧ください。
0. 無精ひげを伸ばす
まず無精ひげを伸ばしていくことをおすすめします。
期間は2週間程度で良いと思います。
目的は”自分のひげの生え方を確認する”ことですので、伸びが早い方は1週間程度でもOKです。
口ひげを伸ばそうか、あごひげを伸ばそうか、もみあげはどうしようか・・・と考えるのですが、ひげの生え方によってはそもそも望むスタイルができないこともあります。
例えば、以下のようなことを見つけたいということです。
- 左右でひげの生え方が異なる
- 場所によってひげの伸びる速度が違う
- 昔、傷がついたところはひげが生えない
- 白髪(しらがというか白髭ですね)が一部分に集中している
私の場合、左右でひげの生え方が異なっていましたし、記憶にない傷跡が見つかりました。
1. ひげを生やす場所を決める
まずは以下のように分けて考えましょう。
- 口ひげ
- あごひげ
- もみあげ
私の周りでは、以下のパターンの人が多いです。(というか、これしかいませんけど)
- 口ひげ+あごひげ
- 口ひげ+あごひげ+もみあげ
- あごひげ+もみあげ
1.1. 口ひげ
口ひげは鼻と口の間のひげです。
口ひげは”威厳”の象徴になります。子供っぽくみられる方におすすめです。
濃く(長く)すればするほど威厳がでてきます。そして、薄くすることで”渋い”感じになってきます。近年、薄い(2mm程度)の口ひげが流行っているように思います。
1.2. あごひげ
あごひげは顔の縦の長さを伸ばすように見えるので、顔全体が細長になりすっきりとした印象を与えます。スマートに見せたい方におすすめです。
元々細顔の方があごひげを伸ばしていくと貧相な(しょぼい)感じに見える場合があります。長いあごひげは丸顔の人、短いあごひげは細い顔の人が似合うといえるとおもいます。
あごひげはシルエットがはっきりと出ますので、細かく丁寧に手入れする必要があります。
1.3. もみあげ
もみあげを伸ばすとラフな(ワイルドな)印象をあたえます。男らしさをアピールしたい方におすすめです。
個人的には短くカット(1.5mm~2.5mm)したもみあげの方が良いと思います。長くすることでより一層ラフな感じになれます。
もみあげは範囲が広いので、左右のバランス、白髪、傷跡などの影響を受けやすい部分にもなります。短くカットすれば大体はわからなくなりますが、それでも目立つと感じるのであれば、もみあげを伸ばさなくても良いのではないでしょうか。
1.4. その他
他に、頬、のど、などにもひげが生えていると思います。
頬に関してはワイルドを狙わない限り剃ったほうがきれいです。
のどのひげを伸ばすのはふさふさレベルのあごひげ狙いか、ワイルド系ですが、初心者がやることではないように思います。やはり剃ったほうがきれいに清潔に見えます。
2. ひげをカットする
現在無精ひげという前提です。
ここでは口ひげ、あごひげ、もみあげを当たり障りなくカットする感じにしたいと思います。
2.1. ヒゲトリマーでカットする
2.1.1. 口ひげをカットする
口ひげは2mm程度が薄い感じになります。当たり障りのない長さだと3mm~4mmぐらいが良いでしょう。ヒゲトリマーを4mmぐらいにセットしてカットしていきます。ヒゲトリマーは歯がたいてい1枚なので、歯が当たる位置に注意してください。長いと感じた場合はもう1mm短くしてやってみてください。
なお、ひげは色々な方向に生えるので、何度か同じ場所にヒゲトリマーをあてる必要があります。
口の両脇にあるひげは残すのであれば、口の上部より少し短め(0.5mm~1mm)にした方がすっきりします。剃ってしまうのであれば、ひげのラインをはさみで切りこみを入れておいて、I字かみそりで剃っていきます。
口ひげの両端は丸い感じで残せば少し優しい感じになりますので、ひげ初心者としてはあまり鋭角にはしたくないところです。
2.1.2. あごひげをカットする
あごひげは口ひげより長めでも短く見えます。
あごひげの存在感をはっきりさせるために6mm~10mmでヒゲトリマーでカットします。細かい長さの調整は仕上がりを見てからでもよいと思います。まずは長めに残しましょう。
2.1.3. もみあげをカットする
もみあげはスタンダードに短くします。
ヒゲトリマーでカットしていきます。もみあげが濃い人は1.5mm~2.0mm、薄い人で2.0mm~2.5mmぐらいが良いでしょう。これでもみあげは残っているけれど薄っすらした感じとなります。
あごひげとの境目は多少できてしまうかもしれませんが、良くも悪くもヒゲトリマーはそこまでうまくやってくれないので、意外に段差ができなかったりします。”段差がある”と感じる部分ははさみで切るようにします。ヒゲトリマーで長さを変えながら段差を調整するのは難しいです。
2.2. かみそりで剃る
かみそりを使うのはおそらくは今までもやってきたことと思います。
シェービングクリームをつけて不要な部分(頬、あご下からのど)を剃っていきます。この説明ではひげは全面的に残しているので、T字かみそりで不要な部分を剃る感じで十分だと思います。
口ひげ周りだけはI字かみそりが良いと思います。I字かみそりは慣れる必要があるので、T字だけで頑張ったほうがうまくいくかもしれません。T字は実際に剃っている部分がわかりにくいのが弱点なので、少しずつ剃るように気を付けてください。
2.3. はさみで整える
ここまででほぼ完成しています。
鏡に近づいてよく見てみると、違和感のあるひげがあることに気づくと思います。ひげは一方向だけでなく、いろいろな方向に生えるため、飛び出ているひげというのが出てくるのです。
また、白いひげが生えている方は白いひげがとても目立つことに気づくと思います。同じ長さであれば、白いひげの方が長く見えるのです。
さらに、ひげが唇にかかってしまうと食べ物がついて不潔という印象を与えてしまうので、唇にかかっている部分ははさみで切ってしまいましょう。(これはあくまで薄い感じにした場合の話です)
ここまでで、一通りひげを整えた状態にあります。無精ひげだったころからはずいぶんとすっきりした感じに見えると思いますよ。
3. 再度自分に合うひげを考える
これで自分のひげがどのようになるのかを実際に見ていることになります。
口ひげを生やさない自分は指を鼻の下に当てるだけで想像できると思います。あごひげもみあげを両手で隠してあげれば、口ひげだけの自分になります。
もちろん、全部残した状態で、パートナーの意見を聞いてみてもいいでしょう。
4. ひげの手入れ
ひげが伸びる速度にもよりますが、最低2、3日に1回程度はやったほうが良いでしょう。ひげは不潔な印象を与えがちなので、こまめに手入れをしてあげます。
一時期、無精ひげが流行っていましたが、今は無精ひげ風の手入れしたひげでなければならなくなりました。
手入れは上記に説明した手順と同じです。最初はひげを全部剃っていたころより時間がかかると思いますが、慣れてくればそれほどまでに多くの時間はかからなくなります。
私はヒゲトリマー、かみそりは2、3日に1回やっていますが、はさみでの手入れは週1回程度です。それほどひげが伸びる速度は速くない方だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ご自分で似合うひげを見つけられたでしょうか?なかなかひげが似合っているかどうかを周りの人に聞くのは難しい(恥ずかしい)と思いますが、それでも聞ける方がいるならば聞いてみるとよいでしょう。
あとは自分で似合っていると思い込むことです。(これ大事)
- 自分のひげの生え方、伸び方を見極めよう
- まずはスタンダードなひげカットをしてみよう
- 似合っているという自信をもとう