痔の手術の後、しばらく経過観察のための通院となります。経過観察での通院は肛門の状態をチェックをされます。その後のお医者様との会話で、毎回同じような注意をされていたので、説明された注意点についてまとめておこうと思いました。
※私は医療関係者ではありません。経験したことをお伝えしておりますが、処々の判断はお医者様とご相談いただきますようお願いいたします。
1. 行った痔の手術
痔の手術は痔の種類や状態によって期間や内容が異なります。私の行った手術は内痔核の手術です。手術に関しては以下にまとめていますので、参照ください。
基本的には他の痔の手術でも似たようなところがあると思いますので役に立つと思います。
2. 術後の通院
通院の期間は約4ヵ月でした。最初の1ヵ月ぐらいはまだ痛みがあったものの、その後は痛みも無く、まったく普通に生活できる状態にありました。
毎回、肛門の検査をしてお医者様と会話します。その中で、痛みの有無、便の状態などヒアリングされます。そして最後に日常生活の注意点を説明されます。
他のお医者様だと違うかもしれませんが、私の担当医は毎回同じ説明を繰り返していたので、とても印象に残りました。
3. お医者様に注意されたこと
通院の際に繰り返し注意されたことを説明していきます。
3.1. お風呂にはいる
肛門をあたためることが術後に肛門を治していくことにとても有効だそうです。
担当医の方の説明は、必ず風呂の話題から始まりました。しつこいぐらい「風呂に入れ」と言われたので、かなりお勧めなのだと思います。
退院後の1ヵ月ぐらいはまだ出血や汚物が確認できたので、家族を先に風呂に入れて、自分は最後に入るようにしました。逆に冷やすのはダメだともいわれていましたので、ある程度服を着てから風呂を洗うようにして、体(おしり)を冷やさないように注意しました。
また、クラシエ乙字湯エキス細粒を処方されていました。これは肛門周囲の血液の流れを良くする効果があります。おそらくこの薬と同じように肛門周囲の血流を良くすることがお風呂に入る目的の一つだと思われます。
3.2. 清潔にする
お風呂に入ることは上述の通りですが、なるべく清潔に保つように言われていました。
以下のようなルーティーンが良いようです。
大便する→お風呂に入る→軟膏を塗る
毎回お風呂に入るのは大変なので、私は便の後にはシャワーをしていました。
軟膏は処方されたポラザG軟膏です。(武田製薬)
3.3. 長時間同じ姿勢でいない
同じ姿勢で長時間いないように注意されました。
1時間~2時間で一度リセットするように言われています。特にドライブは長時間になりがちで、同じ個所に体重がかかるので注意した方が良いとのことです。
これは簡単に守れることなので、守った方が良いでしょう。
3.4. 便秘しない/下痢しない
便秘も下痢も肛門に負担がかかるため、ならないように注意するように言われました。また、排便の際に無理にいきまないようにすることも注意されています。
私の場合、便秘が手術に至った原因でもあるので、物凄い注意しました。食事が一番で、食物繊維、水分に十分注意した生活をしていました。また、便意が来たらなるべく我慢せずにトイレに行くことを今も心掛けています。
余談ですが、下痢にはクラシエ乙字湯エキスが合わないので、下痢になったら薬の処方についてお医者様と相談した方が良いでしょう。
3.5. アルコールを控える
通院中はなるべくアルコールを控えるように言われました。
私はたしなむ程度なので、完全に禁酒しました。
お酒が好きで退院して「いやっほー!」と思っている方には辛いかもしれません。
まとめ
こうして書いてみると、内容としては”痔の予防”と同じだと思いました。極度に気にした生活を永遠と続けようとは思いませんが、痔の手術した実績、つまり、痔になる資質は持っているので、今後も気を付けていきたいと思います。
痔の種類、手術、術後の状態なども関連すると思いますので、お医者様と良く相談するようにしてください。
- 肛門を大事にすることは痔を予防しているのと同じ
- 普段から生活自体を健康的に保つことが大事