いつの間にか月別アーカイブが301リダイレクトされる状態になっていました。気づいたのはBing Web マスターツールのクロール情報で”HTTP301コード”に出ていたからです。実際に自分で月別アーカイブを確認してみると確かにリダイレクトされていました。問題解決したので、説明していきたいと思います。
結論からすると、私の設定ミスなのですが、同じようにはまっている方もおられると思います。
1. 現象の説明
元々、月別アーカイブはあまり重要視していませんでした。もちろん、自分で見ることもありません。一応、表示されることは確認していたので、最初から表示されていないということでもありませんでした。
Bing Web マスターツールでクロール情報を見てみると、301リダイレクトされているページがありましたが、これが月別アーカイブのページでした。もちろん、301リダイレクトしようという気持ちもありませんし、そういう設定をした記憶もありませんでした。
実際に確認してみると、確かにホームにリダイレクトされていました。
表示されないわけではなく”301でリダイレクトされている”ということは自主的にやっているはずなのですが、この時点では全然わからずでした。
2. 原因の特定へ
私の場合、CSSやスクリプトには多少手を入れていますが、まずこれが原因のはずがないのです。そんな大掛かりな変更や作成もしていません。
他に変更を加えているとしたらプラグインです。とはいえ、そこそこの数のプラグインを使わせていただいているので、1個1個停止を繰り返すのは面倒なので、全部停止することにしました。これで、リダイレクトされなければ、プラグインが原因です。
全てのプラグインを停止して確認したところ、プラグイン月別アーカイブが表示されました。原因はプラグインにありました。
プラグインの性質を考えて、第一候補が決まりました。Yoast SEOです。Yoast SEOはnoindexの設定を行ったり、外からの見え方に対して変更を加える可能性があるプラグインです。
Yoast SEOを停止して、月別アーカイブを表示してみると、見事に表示されました。
直ぐ判明したように見えるかもしれませんが、1週間ぐらいは悩んでいました。(汗)
そして、これはYoast SEOが悪いわけではありません。
3. Yoast SEOの何が原因か?
Yoast SEOの設定にありました。
ダッシュボード>SEO>タイトル&メタ
”アーカイブ”タブの”日付アーカイブの設定”です。
この設定が無効になっていると、301リダイレクトを行うようです。
4. どうしてこの設定にしていたのか?
この前のタブの”タクソノミー”では、カテゴリーやタグのindex/noindexについて設定していました。この流れから、ここも有効/無効の設定が、index/noindexの設定かと思いこみました。
読んでみれば、確かに言葉通りなのです。
確かに、”日付アーカイブの設定を無効にする” は”日付アーカイブを使用しない”という意味にも取れます。
しかし、私は「無効=noindex」と勘違いしていたので、「月別アーカイブのindexは不要であると設定した」つもりになっていました。
5. 修復の方法
単純に”無効”を”有効”にすれば、月別アーカイブは使える状態になります。
しかし、私の場合、「Bing Web マスターツールに301リダイレクトと判断された」ので、完全に元に戻すには、Bing Web マスターツールで該当の月別アーカイブURLの登録をし直して、再度インデックスする必要があります。
私のケースからはBingで考えていますが、おそらくはGoogleも同じだと思うので、Fetch as Googleしてあげる必要もあると思います。
私は月別アーカイブをインデックスしてほしいと思っていないので、行いませんでしたが、月別アーカイブをインデックスしてほしいと思っているならばやらなければなりません。
6. 作成者アーカイブも同じ仕組み
YoastSEOの同じタブにある”作成者アーカイブ”も”月別アーカイブ”と全く同じ動きをします。実のところはauthorの方もBing Web マスターツールに301が出ていて、ホームにリダイレクトされていました。
こちらも同様に有効にして、noindexにした方が良いかもしれません。
まとめ
単純に私の設定ミスだったという結論なのですが、勘違いしやすい場所ではあります。おそらく、同じ現象で困っている人がいるのではないかと思います。
Yoast SEOを使用していて、月別アーカイブがリダイレクトされたら、設定の影響である
Yoast SEOの初期設定の投稿もこれに合わせて書き直しました。
おかげさまで問題解決いたしました。来週月曜納品に間に合いそうです。大変助かります。