スマホゲーム依存症 (障害)にかかっていませんか?スマホゲームは楽しい!だけで済まないのです。スマホゲーム依存症のせいで家庭崩壊、退職など様々なことが起きています。この記事を読んでスマホゲーム依存症に少しでも理解をしていただければと思います。
1. スマホゲーム依存症
スマホゲーム依存症 になっていませんか?
スマホゲーム依存症とは以下のような症状です。
- スマートフォンゲームが第一優先になる
- スマートフォンゲームが止められない
- スマートフォンゲームのせいで生活(学業、仕事)などに支障がでる
スマホゲームは学生だけがやっているわけではありません。社会人もやっています。寧ろ、社会人の方が課金できる分だけはまる確率は高いでしょう。
スマホゲーム依存症が原因で離婚したり、職場を失ったりするケースも見受けられます。
何故、スマホゲームに依存しやすいのでしょう?
2. 何故、スマホゲームに依存しやすいのか?
スマホゲーム(というよりゲーム全般)は非日常の出来事が日々起こります。フィールドを自由に飛び跳ねたり、歩き回ったり、魔法が使えたり、剣で人を切ったり、動物やモンスターを育てたり、空を飛んだりといった感じです。
非日常のことが、いかに楽しいかわかりますか?それはとてつもなく楽しいのです。そして、新たなスキルを覚えたり、成長したり、カードを増やすという結果は、大抵の場合、プレイ時間に比例してきます。
テレビでアニメを見る事なども非日常に入り込む材料ではありますが、スマホゲームは、自分が主人公になって、仮想現実の世界に入り込むことができ、依存性が更に高くなります。
また、ログインボーナス(または、ログイン時間によるボーナス)、毎日出来る無料ガチャなど、ログインを習慣化させるための仕組みがスマホゲームにはあります。ゲーム運営としては、受動的ではなく能動的に攻めてくるのです。ゲームにハマるというより「はめられる」感じになります。
ギルド、クラン、チーム等のグループ入っていれば、そこに友人がいるから辞められないという縛りもできてしまいます。スマホゲーム依存症の人に限って、「ゲーム内でも友人は友人、裏切れない」という思いに至ってしまいます。
更に課金をしてしまうと、「10万円も課金してしまっているので辞められない」という気持ちがわいてきて、辞めにくい状態に陥ります。
3. 携帯できるスマホ
スマホは携帯できるが故に、いつも一緒に行動できます。一緒に行動できるというのが、スマホゲームの依存性を加速させます。学校や職場にトイレに籠ってスマホゲームをやっている人はいませんか?もしくはあなたがそういう人ではないでしょうか?
学校ならともかく職場でトイレに籠ってスマホゲームをやるようではかなり依存症が進んでいると思います。例えば、ギルドバトルの時間が決まっていて、その時間だけ仕事を抜けてトイレに籠るような人は、「ギルバトの時間が決まっているから仕方無い」と言うのでしょうが、先に「仕事」をしているのです。しかも、ギルドバトルの時間は複数あり、仕事中ちょくちょく抜けるようなことにはなっていませんか?
スマホの良いところは「いつでもどこでも」というところですが、それがスマホゲームの良いところとマッチしてしまっています。「いつでもどこでもスマホゲーム」になっているのです。歩行中、食事中、睡眠前、ひどいときは睡眠しているときにアラームで起きてまでスマホゲームをやります。「ここまでスマホゲームをやる必要が無い」と言えるところまで来ていますが、本人は「イベントだから」とか「ルーティーンだから」と言って、絶対にやります。
4. 複数のスマホゲーム
スマホゲームをしている人は1つのスマホゲームだけをしているわけではありません。常に複数のスマホゲームをやっています。時間の許す限り、スマホゲームをやり続けます。
複数のスマホゲームでやるということは「イベント」、「ギルドバトル」も複数になり、一日、4~9回程度「ギルドバトル」に参加することになります。(もっと多いかもしれない)
平均とって6回だとしても、1回30分のギルドバトルは180分もの時間を費やします。3時間です。一日の1/8をスマホゲームに捧げているのです。それ以外にも通常のスマホゲーム遊びはありますので、4,5時間をスマホゲームに費やすことになります。1日4時間、1ヵ月で120時間です。1年では1460時間にもなります。
1ヵ月100時間もあれば何ができるでしょうか?きっと色々なことが出来ると思います。
5. 睡眠時間の欠落
イベントやギルドバトルの時間は年々遅い時間に開催されるように変化してきました。23:00開催というのも珍しくありません。
24:00を回っても、「スタミナが残っている」という理由でスマホゲームをやり続けます。この「スタミナ」とか「AP(アクションポイント)」というのが厄介で、人に休ませる暇を与えません。わからなくもないですが、「スタミナ」を全部消耗するまで、スマホゲームは止まらないのです。
睡眠時間の欠落は、日中の集中力を欠き、その人の才能を埋もれさせます。本当は10出来るのに、7、8割の力しか仕事で出せないのです。ひょっとしたら半分の力しか出せていないのかもしれません。
6. 家族を無視する
これはひどい場合かもしれませんが、家族とのコミュニケーションを断ってしまってスマホゲームをしている場合です。
例えば、食事の時間にスマホゲーム、部屋に籠ってスマホゲーム、家族から話しかけられているのにスマホゲームしながら応対する、などです。
スマホゲームは放置するようなゲームは少なく、アクティブにゲームに取り組みます。つまり、スマホゲームをやっている間、常に画面に向き合っているのです。家族に話しかけられた際に、画面に向き合ったまま「ああ」、「うん」などの空返事をする毎日です。これは家族にとっては非常に堪えます。しかし、本人はスマホゲームに没頭しているので、気にならないのです。
7. スマホゲームを辞めるには
スマホゲームを辞めるのは極めて難しいです。何故ならスマホを手放すことが出来ないからです。スマホはゲーム機であり、また便利な道具でもあります。大半の人は仕事に関わってくるでしょうからスマホは手放せません。
まず、スマホゲーム依存症が病気であることを認識しましょう。ゲーム障害という病気です。
次にスマートフォンゲームの欠点を並べてみましょう。
- 年間1000時間以上の時間を必要とする
- 職場、家族との人間関係を悪くする
- 睡眠時間を削られる
- お金を無駄に使う(課金)
この欠点を理解しましょう。だからといって、これだけではスマホゲームは辞められません。こういったことは本人は「やんわりと分かっている」からです。
7.1. ルールを設ける
ルールはどんなものでもいいです。
- 食事中はスマホゲームしない
- 仕事中はスマホゲームしない
- 23:00には寝る
- スマホゲームは1日1時間まで
- etc…
自分の守れるルールを決めて、絶対に守るようにしましょう。最初に「自分で出来る」という気持ちになれるルールが良いです。
ルールを破ったら、「スマホに半日触らない」等のペナルティを自ら課しましょう。後述する「宣言する」と組み合わせると効果的です。
7.2. 話してみる
自分とスマホゲームについて、身近な人に話してみましょう。
スマホゲームを辞められないことを率直に話すのです。そうすることで、自分の立ち位置がはっきりします。どれだけやばい状態にあるか、自分で認識する機会を作るということです。
7.3. 運動する
外出して、運動してみましょう。できれば、友人や家族と一緒にしましょう。外出することは大事です。
スマホゲーム依存症の人は、運動していないことが多いです。そんな時間あったら、スマホゲームしているからです。
だからこそ、あえて運動してみるのです。少なくとも、運動している時間はスマホゲームできません。スマホゲームをしない時間を作ることが運動する目的になります。
更に運動することで、夜眠くなるかもしれません。ひょっとしたら運動が楽しくなって、運動にハマってスマホゲーム辞めれるかもしれません。まぁ、可能性は5%ぐらいでしょうけど。
7.4. 宣言する
友人や家族に「スマホゲームを辞める」宣言をしましょう。
友人、家族に助けてもらう作戦です。まぁ、家族に宣言しておいて、直ぐに破るようでは、人として問題があるというかなんというか。。そういう人はスマホゲーム依存症のままでいてください。
もちろん、辞めなくてもいいんです。「やっているスマホゲームの数を減らす」だけでもいいです。1本ずつ減らしていきましょう。
7.5. 病院に行く
特に抵抗が無ければ病院に行きましょう。
ネット依存外来のような病院はいくつもあります。今や社会問題ですからね。
病院を探すには「ネット依存」、「ゲーム依存」という言葉で検索をかけるとヒットします。
まとめ
スマホゲーム依存症は自ら分かっていながらなかなか辞められない病気です。アルコール依存症に近いかもしれません。
スマホゲームが一律で悪いことでは無いのですが、度を過ぎると危険な状態に陥ります。
スマホゲームをやる方は、スマホゲーム依存にならないように注意してやることが大事です。
- スマホゲームはほどほどに
- スマホゲーム依存症になっていないか自分を疑う
- スマホゲーム依存症になっていたら、生活を変える
- 最後の手段は病院へ